彼は誰とも関われない

2時ごろ布団に入った。昨日に引き続き、なかなか眠れなかった。30分ぐらいするとようやくウトウトはしてきたのだが寝付けない。一瞬だけ寝落ちするもすぐ目が覚める。時計を見ると3時を過ぎていた。寝付くまでに2時間近くかかったかもしれない。おそらく、オナニーのルールを決めてから寝る前の一発ができなくなったのが影響している気がする。オナニーに睡眠導入効果があったのだろう。

10時に目覚ましをセットしていたのだが、布団から出たのは11時半を過ぎていた。まあ睡眠時間は十分に取れたから良かったとしよう。毎週月曜日は朝7時から綿谷湊のSHOWROOMがあるのだが今日は休みだったのでいつもより長めに寝れたのだ。

ちなみに布団から出ても今日はすぐに下に降りることができなかった。というのも叔母が訪問してきていたのだ。髭面、ボロボロのパジャマ、人前に出れる状態ではない。しかしほどなくして叔母は父親と共に出かけていった。叔母は父親に会いに来たようなのだが、ちょうど父親が散歩(という名の酒の買い出し)に出かけるタイミングだったので、じゃあ一緒に散歩に行こう、となったようだ。

俺は、ああ良かった、と思いながら下に降りていき、ウンチを済ませて、台所で朝昼兼用の飯を食った。母親がいたので食後は母親と喋るなどしていた。

14時を過ぎて叔母と父親が帰ってきた。俺は逃げるように二階に上がった。まあどのみち今日は二階の整理をするつもりだったのだが。

叔母はすぐにでも帰りたい様子だった。しかし母親は引きとめて叔母を家に上げた。けっきょく叔母は5分ほどで帰っていった。父親は台所で早速酒を飲んでいるようだった。母親が台所へ行くと、ほどなくして父親の怒鳴り声が聞こえてきた「あいつは頭がおかしい!」「あそこまで呆けてるとは思わなかった!」「ヤクザよりたちが悪い!」「宮本君(叔母の夫)が死んだもあいつのせいなんだろう!」などの罵詈雑言。どうやら叔母とのコミュニケーションにおいて自分の思い通りにならず腹が立ったらしい。彼は誰とも関われないだろうな。母親だけはどんなに理不尽でも耐えてきたわけだが、それがかえって彼を悪化させたのだろう。

俺は二階の整理をしはじめた。天気も良く布団を干すなどもした。けっこう捗った。やはり体を動かす作業はいいな。

夕方になると散歩をして、あとはパソコンのある部屋でダラダラとしていた。そして今これを書いている。今時間は22時11分。

ちなみに今、何やら父親の調子がまた悪いようで、救急車を呼ぼうか迷っている。めずらしく食いすぎたのか腹が苦しいようだ。痛いの?と聞くと「そんな単純なものじゃない!」「あいつ(叔母)と今日食いに行った店がダメだったんだ!」などと相変わらず要領を得ない返答しかなく、よく分からない。単に食いすぎて苦しいだけにも見えるのでもう少し様子を見て悪くなりそうなら救急車を呼ぶか…