4630万円返還しない男性をまったく擁護できない理由

ブログを書く気が湧いてくるまで待っていたら結局湧いてこないままこんな時間になってしまった。時刻は3時47分。

今も全然書く気分じゃないが日課なので今から書くしかないな。まるで俺の人生みたいだな。

てかいつの間にか睡眠リズムが昼夜逆転に戻ってるな。

あれだ、そいうえば3月ぐらいに3月中に求人応募するって書いたけど、完全にスルーしてるんだよな。有言非実行。

そしてもう5月中旬。比較的気温が低いこの季節に踏み出しにくい一歩を踏み出さないとまた夏になって秋が過ぎて冬がきて一年が終わるな…

あれだ、6月14日までにフルキャストなりバイトなり応募してみようと思う。どうせ受からないんだし。とりあえず応募してみたい。準備が整ってなかったとしても。

 

関係ないけど、山口県阿武町の4630万円誤給付の件で、送金された男性が返還拒否してるらしい。

参照:https://www.fnn.jp/articles/-/359572

拒否する男性にも驚きだが、ネットのコメントなどを見ると擁護してる人が結構いることにも驚いた。

俺的にはあり得ないな。

本人は「金は返還しないが、違法性があることは分かっているので罪は償う」と言ってるらしい。軽く調べてみると、今回の場合、刑事罰としては罰金刑や執行猶予で済む可能性が濃厚で、実刑の可能性は低く万が一あったとしてもごく短期刑。そして誤給付された金の返還義務はないらしい。つまり微罪で軽い刑罰と前科は付くが4630万円は返さなくて済むと。

そして、誤給付で振り込まれた口座からは入金後2週間ほどで本人によって全額引き出し済みらしい。おそらく現金化するなどして足がつかない場所にでも隠すのかもしれない。阿武町側は民事で訴えるらしいが、敗訴しても、金が無いことにして、支払い能力無しで乗り切ろうとしているのかもしれない。

もし、そこまで考えて返還拒否してるとしたら狡賢い奴だな。腹が立つし全然擁護できないな、俺は。

そこで、ふと思ったのだが、なぜ俺はそう思ったのか?なぜ「あり得ない」とまで思ったのか?自己分析してみた。

単純に、私利私欲のために他者や社会に危害(迷惑)を加える存在への嫌悪感。つまり正義感。それも勿論あるだろう。

しかし、その男性や擁護している人達が持つものが、自分には全くない要素だから「あり得ない」と考え、嫌悪感を感じているのかもしれない。つまりこれは嫉妬心に近いかもしれない。

自分は絶対にやらない、自分ならすぐに返還に応じると自信をもって言える。これは善意だと俺は考えているのだが、やらないのではなく“できない”という部分もあるとも、ふと思ったのだ。

たとえ刑事、民事への対策をがっちりと固め、弁護士を雇い、4630万を返さずに済む可能性が高かったとしても、それをやりきる自信がない。もちろん、人や社会に危害を加えてまでそれをやろうとするモチベーションがないともいえるが。

つまり、それがやれる、あるいは、やろうとするかもしれないと考えれる人への嫉妬か?

しかし、たぶんそれだけではない気がするのだ。

あれだ、悪い意味で、金への執着心がないのかもしれない。

昨日散々「引きこもりの問題点は金欠だ」とか書いてたくせに、こんなにも経済的にヤバい状況に置かれてるくせに。

でもこれはあり得ると思うんだよな。

長い引きこもり生活が続いているということは、生産も消費もしない、つまり金を稼がないし使わないという生活が長く続いているということだ。正確には家賃や光熱費、食費は消費しているが親の脛を齧っているので実感が沸かない。

金の動きを全く実感していない状態が長きにわたり続いている。すると、金の重要性を反って忘れてしまうのでは。水面下ではかなり経済的にヤバい状況で今すぐにでも金を稼がないといけない状況なのに、それとは裏腹に金への執着心が持てないという。

さらに言うと、だから俺は引きこもりから脱出しようとしないのでは。貧乏な癖に、金欠がもう目前まで迫っているのに、金の重要性が分かっていないから。むしろ重要性を忘れていっている。金を稼がな過ぎて、金を使っている実感がなさ過ぎて。

これはおもしろいパラドックスだな。いや、おもしろくねーか。

話しを4630万円誤給付返還拒否に戻すと、俺がこの件にまったく擁護したいと思えないのは、正義感というよりも、嫉妬というよりも、人間的な誰もが持っている金に対する執着という点が欠落しており返還拒否した男性に全く共感できないから、という理由が大きいのかもしれない。

てか、経済的にヤバい状況に置かれているくせに経済的に平和ボケしているという矛盾。やべーなこれ。