新聞配達の人から直接新聞を受け取った

7時ごろアイドルのSHOWROOMを聴くため覚醒。いったん布団から出て、スマホを取にいき、布団のなかで視聴。そして二度寝。その後も何度か覚醒するも布団からは出れず。

12時を過ぎてようやく布団から出た。台所から父親が居なくなるころ合いを見て、朝昼兼用の飯を食った。といっても量は少なめに抑えた。日中に食べすぎると100%よくないことが起こる。絶対に身も心も怠くなるのだ。100%よくないとわかっていてもやってしまうのが人の性だが、最近は日中食べ過ぎないことが習慣付けれてきた。

そしてさっき、ふと庭に出た。庭と言っても荒廃した庭だが。そしてとくに何をするわけでもなく、玄関先に戻った。すると、ちょうど夕方の新聞配達の人がきていた。配達員と受取人(正確には親だが)が鉢合わせになったわけだ。

つまりその新聞はポストには投函されず直接受け渡しされればいいわけだ。互いに目の前にいるわけなので。

配達員は50代ぐらい小太りの男性であった。やや人見知りな人なのか、敢えてこちらを見てこないような感じがした。しかし確実に気付いてはいるだろう、なんせ目の前に俺がいるのだから。

いや、もしかしたら俺があちらを敢えて見ないようにしているので、だからあちらも気を遣って敢えてこちらを見ないようにしているのかもしれない。

俺はそのまま振り返って玄関の中に入った。そして扉を閉めた。

しかし我に返った。直接受け渡しするほうが自然だろ、と。その方が普通だろ、と。

俺はふたたび振り返って扉を開けて玄関先に出た。

そして配達員のもとに行き「あああ、あみがとうございます…」と言って、新聞を受け取った。顔は歪んでいて笑顔ではなかった。強張っていたかもしれない。いっぽう配達員は「あ、あい…」と言っていた。顔は無表情に近かったような気がする。あるいは腹の中はやや戸惑っているようにも見えた。しかし、0.1秒ほど微笑んだような気がした。

玄関に入ると、あの時間は何だったんだ、と思った。しかし、あのまま受け取らず玄関に入ったままよりはマシかな、とも思った。

こうやって人は成長していくのかもしれない。

そして今これを書いている。今時間は15時55分。