身バレしたくない引きこもり

昨日は「もうとっくに40代になってる」などと書いたが、なぜ正確な年齢を書かないのかというと、身バレしたくないからだ。引きこもりのくせに身バレしたくないのだ。

引きこもりというのは2種類あると思う。身バレしてもいい引きこもりと、身バレしたくない引きこもりだ。

身バレしてもいい引きこもりは、例えば、確実に自殺をすると決めているケースなどは、そのようになり得るだろう。2016年に自殺した前田仁氏などはまさにそのケースと言えよう。彼はむしろ死ぬ前に自分を全てさらけ出したいという思いがあった。

あるいは、かなり若い段階で引きこもりになったケースなどにも多いと思われる。例えば、小学校の頃からずっと引きこもりであれば、そもそも身バレするような相手もいなかったりするので、そもそも身バレという観念が薄かったりする。

では、身バレしたくない引きこもりとは何なのだろう。説明していく。

まず、引きこもりを脱出しようと考えているケースだ。とくに心配性で完璧主義で先の先まで考えてしまうタイプであれば、よりその傾向は強くなるだろう。というのも、ようはまだ人生を諦めていないわけだ。例えば俺の場合、もし、引きこもりを脱出した暁には、社会に復帰することができた場合においては、このブログと社会に出た自分が紐づいてほしくはないと思っている。まあ、引きこもりであった経験にも胸を張れるようになれれば、そんなに良いことはないのかもしれないが、やはり、黒歴史になる可能性が高いと思う。だから、もし仕事をするようになったとして、職場の人間などにこのブログを知られるのは、やはりそうとう気が引けるのだ。

まあ、まだ脱出してないのに何言ってやがんだこいつと思われるかもしれないが。

また、先ほど書いた身バレしてもいい引きこもりのケースとは逆に、あるていど年齢を重ねた段階で引きこもりになったケースである。例えば俺の場合、30代で引きこもりになった。確かに引きこもりになる前も、無能で、友人も少なく、踏んだり蹴ったりの人生ではあった。しかし、少ないながらにも友人がいたこともあったし、職場なりで自分なりに頑張って人間関係を踏ん張っていたこともある。こないだ書いた引きこもり脱出のための記事では「過去の友人知人となんて会えるはずがない」と書いたが、それは事実だが、じゃあもう二度と会わないから、このブログを知られてもいいかというと、やはり、そこは気が引けるのである。もしかしたら、もしかしたらまた会えるかもしれないし。

とまあ、俺は引きこもりの中でも特殊なのかもしれない。身バレしたくない引きこもり、という。

だから年齢についても「このブログを作った当時は30代であったが、今はとっくに40代になってる」と濁させていただいたわけだ。まあ、このブログをずっと前から読んでくれてる人には、あるていど正確な年齢もバレてるかもしれんが、まあそんな人ほとんどいないだろうし、まあ大丈夫でしょう。