ここのところ父親に関する記事をよく書いているな。無駄に長々と書いてしまったりするのだが、簡単に言うと、父親が何かを主張するときは、道理にかなっているかどうかとか、公平かどうかとか、正義感とか、そういった理屈や人間的な感情による判断ではなく、自己の欲望と恐怖心、拘りを通すため、相手が自分よりも強いか弱いかを判断して、主張する、ということ。そして、最低限それを隠すための建前としての嘘をつく。自分でも嘘に気付いていないレベルでつきまくる。ときには滑稽にも偽りの道理や正義感などを説いたりもする。

なんとなく、このあり方は主権国家に似ているような気がするな。北朝鮮とか、今のロシアとか。しかし一方で、動物的だなと思ったりもする。とくに自分よりも相手が強いか弱いかだけで判断している点などは。相手が自分よりも弱いとどんなに理不尽なことでも従わせるし、逆に強いと従うのだ。おそらく理不尽なことでも。

俺はマイクロブタの動画を見るのが好きで、YouTubeでよく見るのだが、豚さんは非常にわかりやすいな。豚さんは飼い主が自分より強いか弱いかよく見ている。弱いと判断すると、なめ腐って欲求のままに振舞う。強いと判断した場合は、飼い主の監視のある前では従うようになる。ただ、欺こうとはする。飼い主が見ていないところでは部屋を荒らしたり、物を壊したりする。つまりやってはダメなこと、道理が理解できていない、あるいはダメだと分かっていても我慢できない、狡賢さもある。

先ほど書いた父親の性格は昔からなのだが、最近はより豚さんっぽくなってきた気がする。しかしまあ父親を豚さんみたいに扱うわけにもいかないので、関わり合いが本当に難しい。ただし、こちらが強くならないと話にならないのは確かのようで、これは主権国家への関わり方とも同じだな。