高齢の親が投資信託に手を出していた

最近の日記にも書いてるように、ここのところ毎日整理をしている。その際に、とある封筒が見つかった。まあ、母が預金している地銀からの封筒なのだが、どうやら母は細々とパートで溜めてきたなけなしの預金を投資信託?なるものにぶっこんでいたようだ。

母に聞いてみるも、銀行員に進められるがままに契約しており、本人は何が何だか全く分かっていないようだった。なんで分からないまま契約しちゃうの!せめて俺に相談してくれ!と言いつつ、本日、直接銀行に詳細を確認しに行った。その詳細を書いていこうと思う。備忘録も兼ねて。

まあ喧嘩しに行くわけではないのだが、何も分かっていない70半ばのお婆さんに独断で契約させた点と、ネットで調べたところによると地銀の生存戦略としてそういった何も分かってない年寄りに投資信託を契約させてリスクを取らせ、それで実際損失を出させてしまい、後から家族が知ってトラブるみたいな話なども見かけて、俺はややその地銀に不信感をいだいた。また、その手の分野(株、投資、国債とか、ニーサとか)について俺は全くもって知識がない。てか興味もない。よって、それなりに頭の回転を増やしてから臨む必要があると考え、今日は飯は食わず、チーズとエナジードリンクを飲んで車の中で『あーーー!』『クソがーーー!』『ぶっ殺してやる!!』などと叫んでドーパミンとアドレナリンを増やしてから銀行へと向かった。

銀行に到着すると、少年革命家ゆたぽんと瓜二つの銀行員が対応してくれた。結論としてはそこまで危険な契約をさせられていたわけではないようだった。以下に詳細を書いていく。

まず、ぶっこんでいる金額は、合計で新卒1年目のサラリーマンの年収ぐらい。一般的な70代の貯蓄額に比べれば雀の涙なのかもしれないが、以前書いたように父の口座は常にマイナスで、母も正直数十万あればいいところだと思っていたので、よくこんなに頑張って貯金していたなと思った。

投資先は国債とフ○リティ米国優良株なるもの。一つずつ説明していく。

まず、国債について。最新の利率は0.47%で、これは半年ごとに変動するが、マイナスになることはなく、それどころか0.1%?だっけかな?以下にはならないと決まっているらしい。戦争でも起きないかぎり大丈夫とのこと。よって元本保証とのこと。契約日は昨年の夏で、1年間は解約できないとのこと。つまり今年の夏までは解約できない。まあ、元本保証なので急いで解約する必要はないが。ちなみに、1年ぽっきりで解約すると1年目の利息は加算されないとのこと。つまり投資した額がそのまま返ってくるだけ。よって解約するなら2年目以降のほうがいい。さらに10年目まで我慢すると、1年目の利息は加算されないというルールが適用されず10年分の利息すべてが加算されるとのこと。

つぎに、フ○リティ米国優良株について。普通預金から引き落としで毎月21日に5000円を積み立てて投資していってるらしい。いつでもやめる(換金)することが可能、いつでも引き落としを止めることも可能、とのこと。ただし現状上昇の相場なのでやめない方がいいとのこと。まあ営業トークだろけど。

あと、母が亡くなった場合についてだが、国債はそのまま相続者が引継ぎができるとのこと。その額は相続額に含まれるとのこと。また、解約して相続することも可能。ただし1年以内の場合は解約できないルールなのでどうなるのか不明(ゆたぽん的にはそこまでは分からない)とのこと。フ○リティ米国優良株は解約して相続することができるとのこと。

以上が母が何も分からないままやっていた投資の詳細。ちなみに、よくネットなどで言われている手数料をべらぼうに取られてるかどうかについては聞けなかったな。ゆたぽんからもその件については何も言ってこなかったな。まあいいか。

先にも書いたように、とにかく今すぐ解約しないと危険という感じではなかったので、とりあえずそのまま帰ってきた。まあ、本当はそういうの気持ちが悪いしややこしいのですぐにでも全部解約したかったのだが、ゆたぽんはわりと丁寧に説明してくれたので、むこうも商売だろうしなんか申し訳ないなと思い、できなかった。

家に帰ると疲れてぐったりした。