痔瘻くり抜き法による根治術にて完治した後の違和感

前回の通院では再発疑惑に恐怖した。しかし今回の通院では完治とのことだった。

これについて考察してみようと思う。

そもそも術後約一ヵ月の時点ですでに再発を不安視していた、そして前回の通院によってそれがさらに濃厚になった、しかし今回の通院にて再発はしておらず完治ということとなったわけだ。

しかし現状、術後約一ヵ月の時点であった腰痛、右脚の違和感、排尿時の違和感と痛み、についてはマシにはなったがまだ残っている。とくに右脚の違和感は定期的に強くなることがある。

また、術後約一ヵ月の時点では書き忘れていたのだが、排便時も違和感があった。毎回ではないのだが排便した直後に肛門の奥が収縮するような感覚があったのだ。ぎゅっと締め付けられるような嫌な感覚。これについてもまだ改善していない。さらに、これは術後一ヵ月の時点と比べてもマシになっていない。

いったい何なのだろう?

そもそも痔瘻というよりも座骨神経痛のたぐいなのかなと思ったりもする。しかし排尿や排便時の違和感についてが説明できない。

思うに、手術跡の組織が固いシコリの様になっており、それが原因ではなかろうか。これで根治術は3回目となるわけだが今回の手術はかなり大きく抉り取った。術後直後は肛門周りに3つの大穴が空いていた。それらは徐々に新しい肉で埋まっていくのだが、それは周囲の組織とは違う。例えば、皮膚などでも大きく切れた場合、自然治癒によって修復した跡は、明らかに周囲の組織とは違う色の肉が盛り上がっているだろう、そして触ってみると明らかに周囲の肌とは違い硬いだろう。今回の手術跡も同様で、触ってみると明らかに感触が違う。とくに肛門右上に空いていた穴の手術跡は硬いでっぱりとなっており、触るとコリコリする。こういった状態が肛門周囲の深い部分にまで及んでいると考えれば、違和感は仕方がないのかもしれない。

ちなみに、この件について参考になりそうなリンクがいくつかあったので以下に貼っておく。

参考1:手術跡の痛み
参考2:創傷治癒よくある質問
参考3:ケロイド・肥厚性瘢痕(はんこん)

あとそういえば、肛門科の名医の話によると、痔瘻根治術をした後は便が細くなることがあるらしい。理由としては、肛門周囲の手術跡が通常の組織と違い硬くなっており上手く肛門が収縮できないためとのこと。では、一生そのままなのかというと、それは分からないとのこと。人間の体は適応能力があるので何らかの形で帳尻を合わせ改善していく可能性はあるらしい。よく分からんけど。

次に、前回の通院にて発覚したこと及び感じていた異変についての現状だが、まず肛門内部の傷については今回の通院にて閉じているとのことが確認されたので、信用するとしよう。この1ヵ月間でそれなりに努力したかいがあったのかもしれない。ペットの餌やり用シリンジを購入して確実に軟膏を注入、朝晩二回と言われたが、念のためほぼ毎排便時に入れ直した。また、排便の回数が多いことで傷が炎症し続けるのでは、と考え、排便回数を減らすことを心掛けた。これまで毎日5~8回ほど排便していたのだが、今回の通院前の段階では2~4回にまでに減らすことができた。長く座らない、いきまない、食べる時間・タイミングと排便の時間・タイミングを覚えておき規則的にする、など意識した。

そして座ったときの右臀部の違和感、異物感についてだが。これは今はかなりマシになっている。前回の通院の記事では電車の座席に座ると違和感だけでなく痛みも感じると書いていたのだが、今は痛みはほぼ感じない。ちなみに違和感、異物感についてはだいぶマシにはなったものの、わずかながらにまだあるのだが、その理由は先ほど書いた手術跡の硬くなった組織によるものかもしれない。だいぶマシになった理由としては、実は前回の通院の段階では肛門右上に空いていた穴の術創がまだわずかに閉じきっていなかったため、それが違和感、異物感、および痛みとなっていたと思われ、それが今は閉じているので改善されたのだろう。まあ創部がまだ残っているのを、手術前のように内部に何かがあるかのような異物感として認知していたのは、俺の思い込み、勘違いだったということになる。

まあこれにかぎらずなのだが、所詮は違和感なので他の症状も精神的なものによる部分もあるかもしれない。人間ってのは本来気にならないような異変であっても一旦意識してしまえば、どんどん気になってきて、症状が強まってくるなんてことは往々にしてあるしな。

以上が、再発だと思っていた現象と今の状態についての考察となる。

 

ちなみに今、諸星めあのSHOWROOMを聴きながら書いている。いまいち集中できないのでこの記事はまた後日推敲することにする。