手術をしたのが10月3日だったので、もうすぐ1ヵ月になる。
しかし、最近というかここ2週間ぐらいで、気になることが多発しており、非常に心配している。まさか再発してんじゃねーのかなと。
まず、手術の内容としては、三型の複雑痔瘻へのくり抜き法すなわち括約筋温存術が行わた。術創の状態としては、前回(10月17日)の通院の際には詳しく聞けなかったのだが、術後5日目に看護師さんに撮ってもらっていた創部の写真を見てみると、肛門の左側に1つ、右側に2つ(上下)、くり抜いた術創すなわち穴があいており、右側の上の穴が一番深く大きいっぽい。そしてその穴をよく見るとゴムが入っているようだ。前回の通院の際に「次回(11月30)はゴムを抜く」と言っていたのは恐らくそのことだろう。
で、ここ2週間ぐらいで多発している気になることなのだが、具体的にいうと、まず腰痛、そして右脚の違和感、排尿時の違和感と痛み、などがある。これらはそもそも深部痔瘻の症状として一般的に知られており、実際ここ数年ほど俺もずっと悩まされていた。
右脚の違和感は、臀部の奥の方に軽い痺れと圧迫感があり、右脚の付け根や膝が突っ張る感じがする。そしてその感覚は膝を曲げると「ポキッ」っという音がして緩和される。これは深い場所にある瘻管が右脚に通じる神経を圧迫することによって起こっているのだと思われる。しかし手術によって瘻管は取り除かれているはずなのに、今になってこの症状があるのは不可解だ。もしかしたら、くり抜き法とはその名の通り瘻管をトンネル状にくり抜く術法らしく、もともと瘻管のあった部分に沿ってくり抜かれた術創自体が神経に影響を与えている、ということも考えられるのだが、術後日数が経つにつれてこの症状は強まってきているんだよな。つまり術後日数が経つにつれて再び瘻管が形成され始めているのでは、と心配している。
排尿時の違和感と痛みは、尿を出し切ろうと力を入れようとすると肛門の右奥あたりが締め付けられるような感覚と軽い疼痛がする。これは一次口すなわち肛門の奥にある瘻管の入り口が開いているのではなかろうか。くり抜き法では一次口は縫合して閉鎖するらしいのだが、これが解けてしまったのではと心配している。さらに、ここ数日では、固めの便をしたときに便の表面に筋状の血が付くようになった。これはまさに一次口が開いたためではなかろうか。ちなみに以下リンクの日本大腸肛門学会雑誌によると、くり抜き法での再発は一次口の縫合不全によるものが多いらしい。
また、術後すぐはこれらの症状はなかった。術後間もないころは痛みや不快感が強すぎたので、そういった異変に気付く暇がなかったのかもしれない。しかし日を追うごとにどんどん酷くなっていってる気がするんだよな。とくに右脚や排尿時の異変については。
前回の通院の際には触診にて肛門内部を確認してもらったのだが、経過は順調とのことだった。しかしそれは10月17日のこと。その時点ではこれらの症状はまだ現れていなかった。そして次回の通院は11月30日。このときに何か発覚するかもしれない。もしくは俺の取り越し苦労かもしれない。できれば取り越し苦労であってほしい。