「2023年を振り返って」みたいな記事をいくつか見かけたので自分も書こうかなと一瞬思ったのだが書くことねーなと思ってやめた。
引きこもりになって今年で8年目となるわけだが、本当に中身のない時間だったわ。だから当然、一年も空っぽな一年なわけよ。毎年毎年空っぽな一年を繰り返している。
まあ今年は入院手術という一世一代の大事がありはしたが、それ以外は例年の引きこもり生活と特に変わらずだった。だから一年を振り返っても、10月に入院手術した、それ以外は引きこもっていた、としか書きようがないなと。
しかしまあ書くこともないので、あえてがんばって書いてみようと思う。ちなにみ、あえて一年間のツイッターやブログなどを見返したりはせず、脳内だけでがんばって思い出してみようと思う。まあ見返すのが面倒なだけだが。
1月は十日戎に福笹の交換に行ったような気がするが、まあこんなもん特筆するほどのことじゃないよな。まあそれほどに一年間何もやってないということだ。まあ電車で1時間以上かかる場所だから引きこもりにとっては大きめのイベントだったりもするのだが。ちなみに、行ったような気がするのであって行ってないかもしれない。つまりいまいち思い出せない。結局その程度のもの。
2月と3月は、冬が終わるのを名残惜しんでいた記憶がある。暑くなるのやだなと。あーあと父親の不潔が悪化したな。風呂やシャワーを浴びないだけでなくパンツを全然着替えなくなった。多分これは去年からそうなった。家中悪臭が漂った。
4月から6月は全然覚えてない。
あ、いや今一個思い出した。2月ぐらいだったかな、ブログかツイッター見返したらわかるんだが、見返さないって書いたから見返さないが、多分それぐらいの時期から大腸癌の症状があって絶望してたな。こんな最後嫌だなと思ってたな。それが数ヵ月続いた。あと、3月ぐらいにスマホを紛失して奔走したのも思い出した。
で、7月ぐらいから数年来の肛門の不調が悪化しだして8月に満を持して肛門科に行った。で、10月に入院手術した。そこからはまた特に何もしてないな。手術の傷が治ってないというのを免罪符にダラダラとしていた。
一年全体を見てみると、俺自身のメンタルはけっこう大幅に改善した気がする。ひとつは入院手術したことによって長年続いていた体調の心配が緩和されたからと思われる。また、3年ぐらい前から食事や運動などに気を付けていた効果が出だしたとかもあるのかもしれない。
で、父親が色々と悪化していった。とにかくアル中が悪化した。立てなくなるほど飲んで失禁、あわや転倒、というヤバい状況が2、3回あった。そんなひどい状態は例年はなかった。そして不潔さも悪化してきた。風呂嫌いでずっと不潔だったが、パンツを着替えないのはヤバい。服を同じものをずっと着る習性はあったが去年でさらに一段階ヤバくなった気がする。ちなみに、これらの原因として考えられるのは、もう80代なので加齢というのもあるのだろうが、俺の気が強くなって、これまで通り好き放題できなくなったというのもあるだろうな。これまでは父親の問題行動を家族は黙って見ていたが、俺が指摘、注意することが増えた。これまでなら指摘、注意なんてしようものなら父親の反撃(発狂恫喝長時間説教のコンボ)によってボコボコにされるので、怖くて何も言えなかったのだがここ数年で徐々に俺の方も強くなってきて、反撃できなくなったっぽい。それがストレスになって酒が増えたのかもしれない。
しかしまあ、引きこもりってのは本当に空っぽな時間だわ。まあ心ではいろいろ考えているつもりなんだがずっとループしてるだけな気がする。てか行動しないと現実は何も変わらないわけで、変わってないから何もやってない空っぽな時間として過ぎ去っていくわけだ。
また、空っぽという点では毎年毎年同じなんだが、決して状況が同じというわけではなく、負の螺旋階段を深淵に向かって下っていってる。引きこもり状態が続くということは自分も親もどんどん年老いていくわけで、あらゆるリスクが増えていくわけで。
去年は入院手術という行動ができたのは大きかったのかもしれない。ただそれは、もう行くしかないという切迫した状態がそうさせたんだよな。このままだと明らかヤバいという状態。まあ膿が溜まって痛みが増してきて、経験上このままだと動けないほどの激痛になる可能性大だと思ったし、菌が全身に回って死ぬケースもあるなど考えるともう行くしかないなと思って、思い切って電話したわけだ。
思うに、空っぽでない状態にするには入院手術ほどでないにしても大きめのイベントを“自分で起こす”必要があるんだろうな。切迫などせずとも自ら積極的に、前向きなイベントを起こす。できれば3ヵ月に1回ぐらい。中ぐらいのイベントなら1ヵ月に1回ぐらい。ひとつのことが分かる形で進展していくようなのもいいかもしれない。
そうしないと空っぽのままなんだろうな。
