小学校のとき、俺だけ毎日のように居残りをさせられていた。今思うと何の件で居残りさせれていたのか覚えていないというか不明な部分が多いんだけど、まあたぶん色んな理由があったんだろうな。
そんな中でも覚えている部分もあって、漢字の書き取りを延々とやらされていたのは覚えている。小学校のときは毎日漢字の小テストがあって俺はいつも0点とか1点とかで、テスト範囲は当然はっきりと提示されていたわけで、にもかかわらず覚えてこなかった罰として書き取りや再テストを延々とやらされていわけだ。
まあ先生はとても優しくて、下校時刻を超えてまで居残らされていたときは菓子パンやサラダ巻きを持ってきてくれて食べたりしてたな。下校時刻を超えても学校に居ることも給食以外で食事をとるのも学校の規則としては禁止だったので、なんか悪いことをしているような気がしてちょっとドキドキしたり。
ああ話が逸れたな、まあべつに大した話ではないんだが。先生は優しかったとはいえ、俺は罰を受けていたわけだ。みんなが頑張ってるのに自分だけサボっていたからテストの点数が優れなかったという罰を。
で、何度もこのブログで書いているが俺はポンコツだが性格は真面目だ。自分で言うのかよ、って思われそうだが信じてほしい。だから俺は何の疑いも無く罪悪感もしっかりと持ちながらクソ真面目に毎日のように一人で居残っていた。
しかし、それによってある種の自信喪失があり、その後の人生でポンコツを自覚する一要因になった気もする。
いや、べつに当時の小学校教育を責めるつもりはない。逆に良いところは褒めてくれたりしてたのは覚えてるし、俺を毎日居残りさせてた先生は本当に優しくしてくれたから。たぶん俺のことが好きだったんだろう。
ところで、今日twitterを見ていておもしろいことを知った。まあTwitterなんかで何かを知るというのは、まあしょーもないことだし、信憑性も薄かったりするのだが。
ツイートはちょっと関係のない内容だったので画像だけ拝借。よく出回っている画像らしい。
追記：画像ソース見つけた。アエラの記事らしい。まあまあ信憑性はありそう。
注目したのは下から14番目ぐらいの項目。記憶力も60%ぐらいは才能だということ。
そういえば後々聞いた話で、その居残りさせてた先生と同じ先生だったかははっきり覚えていなんだが、「漢字などを覚える時、見ただけで形として記憶できてしまうようなタイプがいて、そういう人は覚えるのが得意で、逆に形として覚えれないタイプの人は覚えるのが苦手で、分解したり関連付けたり工夫を凝らして何とか覚えて行くしかない」とか言ってたな。それを聞いたとき俺は、何で人より努力しねーとダメなんだ…と萎えた記憶がある。それから余計に漢字の勉強しなくなった気がするｗ
でも才能ってことなら、俺以外にもできない奴が他にもいてもおかしくないと思うんだよな。それとも記憶力の才能がない奴はそんなにレアなのか。クラスに生徒は30人ぐらいはいたわけで、その中でも自分だけだったんだよな、あんなに漢字のテストが悪かったのは。漢字に関しては俺がダントツできてなかった。
で、そこでふと思い出したんだわ。みんな結構カンニングしてたなと。
つまり、記憶するのが得意な人は自力で覚えて、要領がいい人はカンニングして、記憶力がなくても創意工夫をしたり覚える努力するのが得意な人は覚えた。この3つのどれにも当てはまらなかったから俺はダメだったんだろうな。3ともできなかったレアケースだったのでクラスで一番漢字テストが悪かったと。
考えてみれば俺はこういうのが本当に人生で多いな。
俺は自分に自信がないようで、プライドが高い部分もあって、なんで俺だけ出来ないんだ…とか思ったりもするのだが、まあでも結果が全てなわけであって、じゃあ何で出来ないかというと、全てが欠けてるからからダメってことだったんだなと。
思えば、先生から、記憶力にも得意不得意があるという話を聴いたとき、何で人より努力しねーとダメなんだと萎えてしまった点、それと、無駄に真面目すぎる点、この二つが俺の人生で悪さをしているというか。これらが何も実らないクソみたいな状況を生み出している気がする。
要するに、自分だけ損してるという被害妄想に陥りってすぐ腐る性質、真面目という言葉に甘えてただ融通が利かないだけあるいは俯瞰力がないだけという性質、これで多くを失ってきた気がする。
あのとき漢字を覚える才能がなかったことだけが問題ではなかったんだよ。それよりもこの二つの性質の方が大きな問題だったのかもしれん。
しかし居残りさせてた先生はそんな俺のことが好きだったのかもしれない。まあそれは思い上がりか。
