父親への二種類の不快感とそれらへの対処法

どうしても父親に対して強い不快感を覚えてしまう。

現在、彼は俺に対して攻撃的なことはあまりしてこなくなった。しかしイライラしてしまう。

例えば、ニオイや音。彼は風呂やシャワーを滅多に浴びない。何ヵ月も浴びないのが普通になっており、常に臭い。そして動作や声がやたらと煩い。それでイライラしてしまう。

しかし俺自身にも大きな問題がある。それは彼のことが最早アレルギーになってしまっているという点だ。おそらく彼がもし普通に風呂かシャワーを浴びており臭いがしなかったとしても、動作や声がそれほど煩くなかったとしても、俺は多分臭いし煩いと思ってしまうだろう。

彼という存在自体に強いアレルギーを持ってしまっているで、発信元が彼というだけで、何をしていても気になるし、極端な話、彼の発する全ての音やニオイにイライラしてしまうという状態に陥っている。

そして現実としても彼は風呂やシャワーを浴びないので、客観的に見ても“実際に臭いし煩い”ともいえる。

つまり俺のアレルギーが生み出した幻想としての彼への不快感と、客観的に見た誰もが不快に感じるような彼の臭いや煩さへの不快感とで、二重に不快感を覚えてしまっているのだ。

で、ここからは二つの不快感への対処法を自分なりに書き殴っていこうと思う。

まず前者の不快感においては、少しずつ許せるようになっていく、物理的距離を置く、などの対処法が考えられる。

少しずつ許すというのは、斎藤一人さんの講話で「親を許せない人はどうすればいいか?」というテーマがあり、その回答として「許すというのはとてつもなく難しいことなので少しずつ許していくと考え、自分が出来る範囲から少しずつ許していきましょう、例えば『許します』と口ずさむだけでも心がマシになることがあります、またどうしても許せないときは許せない自分を許しましょう、その際にも『許します』と口ずさみましょう」といった内容がある。ただ、それを参考に俺も一応『許します』と口ずさむようにしていた時期があるのだが最近出来てない。結構難しいようだ。もっと粘り強くやってみる価値もあるのかもしれないが。

物理的距離を置くというのは、分かりやすいところだと一人暮らしである。これが最も効果的だろう。以前テレビで毒親(毒親という言葉は俺はあまり好きではない)について特集していたとき、親との同居で慢性的なストレスが続き鬱状態にまでなった人が、一人暮らしをするようになったところ一気に親との関係性が改善したという話があった。また他にも、ある老夫婦の話で妻が夫への嫌悪感でストレスが限界に来ていたが、夫を介護施設に入居させ離れ離れになったところ数ヶ月で夫への嫌悪感が緩和され、夫を再度施設から家に戻し同居を再開したなんてケース(リンク00分部分)もあるようだ。

ただ一人暮らしは今の俺にとって現実的ではないので、まずはアルバイトを始めるなど社会復帰していき金を稼ぐ必要がある。その際、アルバイトからでも労働をすることで、家にいる時間は減るので、自動的に物理的に距離を置くことができるといった効果が期待できる。まあ、そんな上手くいかず、労働のストレスと家でのストレスの二重苦になる可能性もあるが…

あとは出来るだけ生活リズムが彼と被らないようにしたり、イヤホンで音を遮断するなど、細かく物理的距離を置くように、現在は心がけている。しかししんどいな。なかなかうまくいかない。こんな狭い家で、俺も彼も無職で一日中家に居るという状況で、避けて生活するということ自体、無謀で無駄な努力な気もしてきている。まあ対策しないよりはマシかなといった感じでやっているが。

そして後者の不快感においては、本人に交渉して改善してもらうという方法もある。しかし、かなり難しい。

であれば、前者の不快感における対処法をまずは進めていくしかないとなる。

また、“前者の不快感における対処法”と書いてはいるが、普通に後者の不快感への対処にもなるしな。

そして余裕が出てきたとき、あるいはどうしても看過できないときだけ、後者の不快感への対処として、交渉を試みるのが良いのだろうな。まあ俺のメンタルが安定していないので冷静になれず、なんでもかんでも看過できないと思ってしまう、という難しさもあるんだけど。