何もしていないと見せかけて何かしているし、集中力がないと見せかけて集中力はある

俺はよくX(旧ツイッター)やこのブログで「何もしていないのにあっという間に1日が終わる」とか「集中力がなくて何かに取り組むことができない」とか言っている。

しかしよくよく考えると、決して何もしていないわけではないと気付いた。

まず本当に何もしていないのなら、時間というものはゆっくりと過ぎると思うんだよな。というのも、人間は一般的に、暇だなあーと思っているときほど時間が経つのを遅く感じ、逆に何かに集中しているときほど時間が経つのを早く感じる、といわれている。必死に取り組んでいたら、夢中なっていたら、気が付いたら何時間も経っていた、なんていうのはよく聞く話だ。実際、俺もそう思う。

そして俺は意外にも、暇だなあーと思っていることがあまりない。というか殆どない。引きこもりのくせに、何もしていない怠慢野郎のくせに、暇という感覚がない。そして、冒頭にも書いたように1日があっという間に終わってしまう。つまり時間が過ぎるのは早く感じている。

この原因は、昼夜逆転で布団にいる時間が多く活動時間そのものが短い、などもあるとは思うのだが、それ以上に大きいのが、実は“1日中何かに集中している”というのがあると思うんだよな。

俺はよくXやこのブログで「ダラダラとしてしまう」とか言っている。しかしダラダラというのは決して暇をしているというわけではなく、集中はしているのだ。なんなら、必死になったり、夢中になったりもしている。だから一瞬で1日が終わってしまうのだろう。

で、何に集中しているのかというと、X、5ちゃんねる、YouTube、その他ネットサーフィン、エロ動画鑑賞、などだ。つまり、やらなくてもいい非生産的な中毒行為に集中してしまっているので、何も生み出せず、何も改善できず、何も前進もできず、1日が終わってしまい、何もしていないのに時間があっという間に過ぎ去ってしまうというわけだ。

俺は無気力と見せかけて、実は“常に何かしていないと気が済まない”性格なんだよな。何もしていないということができない。かといって無気力ではあるので、難しいことや労力のかかることには集中できず、非生産的な中毒行為ばかりに集中してしまうのだろう。

つまり俺は、何もしていないと見せかけて何かしているし、集中力がないと見せかけて集中力はある。しかし、集中してしまう対象が非生産的な中毒行為ばかりなので、そこはに何も生産的な結果は残らず、何もしていないのに時間だけが早く過ぎると錯覚しているのだろう。