スポット求人に応募さえできれば

今日はあれだ、フルキャストのスポット求人に応募しようと考えていた。フルキャストとは派遣会社のことで、スポット求人とは日雇い労働の求人のことだ。

ちなみに数年前にフルキャストのサイト登録だけはしたのだが、けっきょくスポット求人への応募は踏み出すことはできずだった。それで今年になって、ログインしてみるとまだアカウントは生きているようで、また社会復帰の第一歩として利用しようと考えていたのだ。

それで、今日こそは、今日は絶対に、もう他のことは何もしなくてもいいので、応募をしようと考えていた。

しかしやはり、すんなり応募などはできず、パソコンとにらめっこしていた。“とりあえず保存”というボタンがあったので自分でもやれそうな気がする求人をポチポチと保存したりした。

今日は涼しかったので気分転換に何度も散歩に出かけたりもした。気分が晴れれば勇気が湧くかもと考えて。でもだめだった。

自分で集めた偉人の名言集を見返したりもしてみた。チャーチルなんかは勇気づける系の言葉が多い。たしかに「よし!」と思ったりもする。しかしだめだった。

昔、まだ引きこもりになる前、日雇い労働ぐらいはできていたころに書いていたブログを読んだりもしてみた。あの頃は今より頑張っていたな、あの頃のように頑張らなきゃな、などと思った。しかしだめだった。

今日は度々このブログに登場するビーバイユーのメンバーたちのSHOWROOM配信が6回もあった。6回すべて見た。癒されるし元気づけられるし勇気づけられる。とくに夕方にあった綿谷湊の配信では「今頑張ると夏の過ごし方とかもすごく変わると思うし♪」などと言っていた。まあワンマンライブに向けての言葉なのだが、俺は自分に当てはめて奮い立ったりした。しかしだめだった。

そしてこの時間まで延々と詮索と押し問答を繰り返していた。詮索とは、ようはデメリット探しである。時間、仕事内容にはじまり、持ち物は用意できそうか、場所はたどり着けそうかなど、考えれば考えるほど堂々巡りとなる。

で、けっきょくこの時間になってしまったわけだ。今、深夜の1時10分。

今日は、応募さえできれば、他のことは何もしなくてもいい。そう考えていたのに、応募ができなかったわけなので、何もしなかった一日となってしまった。