立場と旅の目的と適正

50歳を過ぎて一人旅をするメリットって何なんだろう。

今、アラフィフで仕事を辞めて世界一周旅行してる人のブログを読んでるのだが、モチベーションが理解できないんだよな。言葉が通じない海外での旅、その最中におこるトラブルや困難、それらを乗り越え目的地に到着する達成感、さらにそれらを経て現地の遺跡や美術品への魅了。言葉にするとまあ楽しそうではあるのだが、まったく憧れはしない。まあまだ読み進めている途中なんだがな。

一方で山添氏というアラフォー旅ブロガーもいて、彼の一人旅は羨ましく思う。彼も海外旅行を主としているのだが、彼の場合、事前にネットで現地人とコンタクトを取り、仲良くなってから行くらしい。つまり人との触れ合いを前提としている。しかも大抵の場合が若くて美しい女性だったりするので羨ましいかぎりだ。

この両者の違いは、現地で出会いがあるかどうか、つまり人との触れ合い。いくら現地の遺跡や美術品を巡っても、一人で行って一人で帰ってくるだけで完結する旅行は寂しそうなんだよな。

まあ、このように考えてしまう俺は孤独で邪なのだろうな。

というのも、最初のアラフィフの人は結婚もしており社会体地位(退職しても人脈などあるっぽい)もある。よって、そもそも旅先でそういったことを必要としていないのだろう。人との触れ合いを求め…、寂しさを紛らわすため…、旅をするにおいてそういった目的はない。ただ趣味で遺跡や美術品を見たい、ひとりを楽しみたい、達成感を味わいたい、といったところか。まあ、それのほうが健全だよな。

ちなみに一方、山添氏は日本では社会とうまく付き合うことができず引きこもり気味らしい。

そいうえば俺はアラツーのとき九州一周旅行をしたことがあって、一人で色んな景色を巡ってエモるのも確かによかったのだが、結局現地の人との触れ合いが一番印象に残ってるし旅を色づけていたのだと思うんだよな。

そして歳食ってからあれと同じことはできないと思うな。例えば、偶々話しかけた現地の大学生に家に泊めてもらったりもしたが、おっさんになってからは一人旅したところで、ああいう出会いもないだろなと。警戒されるからな。若い旅人には好意を示してくれても、おっさんの旅人なんて向こうにも関わるメリットないしな。

さっきも書いたがやはり孤独で邪だな俺は。