とあるライダー(kota氏)がTwitterで自殺実況をしたようだ。
まず、ご冥福を祈る。
自殺する人の心理は多種多様だろうし、それを赤の他人が分析するのは烏滸がましいことなのだが、今日もとくに書くこともないので、あくまで俺が個人的に今ぱっと思ったことであってそれが正しいわけではないし俺自身も時間が経つとこの考えは変わってるかも、という前提の下で、今ぱっと思ったことを取り留めもなく書くことにする。
ちなみに、自殺者のTwitterやブログなどは精神が安定していない人は見ない方がいいと思う(じゃあなんでお前は見てんだよってツッコまれるかもしれんが)。まあとにかく精神が安定していない人は当人のTwitterも俺がこれから書くことも見ない方がいいと思う。
ライダーは自殺しやすい？
まず経緯だが、彼は、日本一周の旅行をしてから、旅先のダムに飛び込んで自殺したようだ。それをTwitterで実況したという。
なんかデジャブ感がある。なぜなら以前もかなり似たようなケースで自殺した人(引きこもりライダー氏)がいたのだ。
ところで、他にもブロガーなどで自殺まではいかなくとも精神的に病んでいたり社会不適合だったりするバイク乗りを、けっこう見かけるんだよな。
これは、ライダーにメンタルを病みがちな人が多いというよりも、慢性的に脳内神経伝達物質(ドーパミンやセロトニンなど)が足りてなくて、バイクに乗ることでそれらを補っている人が多いから、ライダーと自殺に相関性が見える、という仮説を今ふと思いついた。まあ間違ってるかもしれんが。まあ俺の適当な勘だ。
ちなみに、俺も昔から車などでずーっとドライブしてしまう癖がある。運転下手だしガソリン代勿体ないのにな。目的もなく乗る。一度乗るとずーっと延々と取り留めもなくドライブする。手軽に生身よりも遥かに速い速度を体感できることや、移動して景色が次々と移り変わることなどによって、ある種の脳内神経伝達物質が出ている気がするんだよな。中毒性があるというか。
彼のツイートから感じたこと
kota氏のツイートをざっと見てみたのだが、以前自殺した引きこもりライダー氏との共通点が結構多いようだ。
まず、バイクで日本一周している様子は非常に楽しそうで健康的だ。なんなら普通の人よりも明るいかもしれない。ちなみに、どことなく隠しきれない哀愁のようなものも感じなくもないが、それは自殺という事実を知った後だから、という気もする。
また、旅の最中に彼自身による生き辛さを主張するようなツイートは見当たらなかった。自身がADHDであることも自殺の直前のツイートで初めて公表したようだ。ただし、自身ではツイートはしていないが、生き辛さを連想するような絵をリツイートしたり、さりげなく発達障害に関する情報をリツイートしたり、自分の言葉で辛さを発信できないもどかしさのようなものが垣間見れたりもする。ただ、これも自殺という事実を知った後だから、そのように感じる部分もあるかもしれない。
しかしあれだな、心に抱える辛さは内面に隠しながら健気に振る舞っていたと考えると切なくなるな。
ここらへんが以前自殺した引きこもりライダー氏に非常に似ているんだよな。
日本一周してダムに身を投げたという点も似ているが。
旅に出発する前からハナから自殺をしようと固い決意があったのか、旅をしている最中にもしかしたら気が変わるかもしれないという微かな期待があったのか、は分からないが、太陽の光を浴びて、適度な運動をして、美味しいご飯を食べて、美しい景色をたくさん見ても、本質的な問題を解決しないと、自殺するときはするもんなんだな…と思ったりした。
問題を解決していくには、理想を現実に寄せるか、現実を理想に寄せるか、あるいはそれ以前の段階としてまだ見ぬ理想を見つける、必要がある。気晴らしをすることで一時的に気分が上がり、その糸口をつかめることもあるかもしれない。ただ、その間は少なくとも現実を理想に寄せる作業はできていないんだよな、と思ったりした。
表面上は健気に振る舞い、取り繕い、辛さを溜め込み、何も問題は解決しておらず、旅も満喫したので、もうこれで死のう、といった感じだろうか。
まあ当然本人の苦しみは本人にしか分からないし、心は十人十色なわけだし、現実で起きている本人に関わる現象も本人にしか見えていない部分が大半だろうし、先にも書いたが赤の他人の俺がそれらを想像してましてや文章に書くだなんて烏滸がましいのかもしれんが、まあその上で書いてみた。
しかしあれだな、誰かが自殺を考えたり自殺をすること自体が悲しいことではあるのだが、あまり愚痴や辛さを表面に出さないような真面目そうな人が自殺すると、よりなんとも言えない気分になるな。
追記：ダム前に乗り捨てられたバイクがあっただけで、まだご遺体などは見つかっていないようなので現時点で確実に自殺したとは言い切れないようだ
