頭のなかの亡霊

ここ数日、というかここ3日間ぐらいなのだが、心身の調子が落ちている。というか、上げようと思っても上がらないと言った方がいいかもしれない。

まあ、ここ3日間ぐらいと書いたが、ちょうど一週間前、約8年ぶりに短時間ではあるが労働というものをやったことによって、その反動というか、慣れないことをやった疲れで、ダラダラしてしまっているという認識はあったのだが、それだけではないようなのだ。他にも寝不足や、生活リズムの崩れ、梅雨入りして蒸し暑い気候、なども原因としてありそうではあるのだが、一番大きいのはどうも違うっぽい。

あれだ、母親の体調に異常があるようなのだ。首の下のあたりが腫れている、というか痛みのない硬めのシコリのようなものがあるようだ。俺の考えすぎなのかもしれないが、悪い方向に考えてしまう。まあ、これまでの人生、悪い方に考えることを怠ったときにかぎって、本当に悪いことが起きたからな。だから俺の不安症は治らない。

単純に、唯一話ができる肉親であり、恩義のある母親に何かあると悲しい、寂しい、というのもあるが、父親の世話を誰がするんだという打算的な不安、というか焦りもある。というかそれが大きいのかもしれない。ちなみにここまでで6回ぐらい「というか」という言い回しを使っている。最近の口癖だな。

あれだ、もし、母親に何かあれば父親の世話をする人間はいない。俺には無理だ。だったら、ブラック労働でも何でもやってでも、馬車馬のように働いてでも、その金で施設に入ってもらった方が100倍マシだ。しかし父親はたぶん施設には入らないだろう。よく、ネットなどで「親 施設 拒む 説得」などで検索をすることがある。しかしそこに書かれているのはたいがい「よく話し合いをして納得してもらうことが大切」などと書かれていたりする。それができたら苦労死ねえわ!!を思ったりする。

このブログのコメントやあるいはXのリポストなどでもたまに言われるのだが、父親が認知症かどうかは微妙なところだ。まあ、もう80代なので多少なりとも物忘れ、認知機能の低下はあるとは思うが、俺からすれば、むかしから彼はおかしかった。言ってしまうと、そもそも重めの発達障害なのだと思う。もしかしたら軽度の知的障害もあるのかもしれない。例えば、彼は靴紐が結べない(結びたくない?)ので、マジックテープの靴しか履けなかったりする。まあ、他にも、このブログやXでも度々書いているが、不潔さや異常行動は多くあり、それらの傾向はむかしからあったのだ。なんなら、今は彼は俺に対してビビっているところがあるので、“傍若無人さ”が俺に対して薄れており、そこは楽になったぐらいだ。

もし、母親に何かあって、俺自身も彼の世話を放棄して家を出て、彼が一人になった場合、家は荒廃するだろうな。ゴミ屋敷になるかもしれないし、糞尿まみれになるかもしれない。まあやってみないとわからないが。

現状、母親が彼の後始末をやってくれているおかげで、なんとか、ギリギリのラインでマトモ(と言っていいか微妙だがギリギリ耐えれるていどの)生活環境を保てている。今日だって、さっきXにも書いたが、父親がウンコを漏らしたらしく、その後始末を母親がやって、父親はなぜか偉そうにしているという地獄のような状況を見た。俺ができることといえば、彼が明らかにヤバそうな、看過しがたい行動をとろうとしたときのみ、恫喝して阻止することぐらいだ。とうぜんその際に俺も酷く疲弊するわけだが。まあ、こんな母親と俺のコンビネーションでなんとかもっている、みたいなところがある。

そこでもし、母親が欠けてしまった場合、もう施設に入れるしかないだろう。しかしまあ、本人は絶対に入らなさそうなんだよな。強く拒絶しそう。だったらと、俺が家を出れば済むのかというと、先ほど書いたような目も当てれない状態になるだろう。どうすりゃいいんだ。

ここ数日、というかここ3日ぐらいの気分の落ち込み、原因はさまざまあるだろうが、母親の体調に異常があることへの不安、そしてその先に待ち構えてるであろう問題、具体的には、いま言語化したような内容なのだろうが、もっと漠然としたものも含め、それらがずっと頭のなかを亡霊のように漂っているようだ。撃ち落としてやりたい気分だが。なかなか難しそうだ。

しかしまあ何度も言うように、原因はそれだけでなはいだろうから、できることからやっていくしかないのだろうがな。睡眠をちゃんととるとか。