噛み癖

今日、指を噛んでいたらぱっくり割れて血がでてきた。

引きこもりになってから指を噛む癖がついてしまって、とくに左手人差し指の右側(親指側)はライジングインパクトのトリスタンの人差し指ように硬化してタコになっていた。そこをさらに噛みまくった結果、タコが縦にぱっくり裂けてしまったのだ。

ちなみにライジングインパクトとは、むかし週刊少年ジャンプで連載されていたゴルフの漫画で、トリスタンとはシューティングスターという特殊能力の持ち主でグリーン外からのアプローチはほぼ100%カップインできるというチートキャラである。ちなみに非常にイケメンだったと記憶している。まあ、同じ人差し指右側にタコを有する者でも、俺とは大違いだな。

まあ、そんな話はどうでもよくて、というかこれから書く話もどうでもよい話なのだが、まああれだ、俺は昔から噛み癖があったなと、ふと思い出したのだ。

とくに小学校低学年のとき辺りが酷かったと記憶している。

鉛筆とかは買ってもすぐにボロボロになって、使い物にならないほどになっていたし、消しゴムなんかも買ったばかりのときは小学生にありがちな角を使わないようやらたと慎重に使ったりもするのだが、四つ角が潰れたころには噛みの対象となっていた。だから俺はいつも新品の消しゴムか嚙み砕かれて数個に分裂した消しゴムを使っていたな。

あとは、服もよく噛んでいたな。長袖はやはり袖辺りが噛みやすくて、いつも涎で濡れていたな。夏なんかは半袖なので襟元やウエスト部分をよく噛んでいたな。

まあ同級生にはバカにされるわな。低学年とはいえあいつ変だよな?とは当然なるわけで。そういえば学級会のとき、俺はひたすら体育帽を噛みまくっていて、「それ美味しいw?」などと聞かれて、ポカーンとしながら噛み続けていたな。まあ噛んでる側としても、小学校低学年ながらにもおかしなことをしているという自覚は薄々あって、かといって「うん!おいしい!君も食べるかい?」なんてgaggyなことを言う機転もなく、ただポカーンとしながら噛み続けるほかなかったわけだ。

まあ、引きこもりとなった今も噛み癖は健在なわけだが、さすがに鉛筆やら衣服やらをひたすら噛み続けるような奇行はさすがに治っていった。おそらく高学年に上がるころには減っていき。中学に上がるころにはほぼなくなっていた。代わりに何か別のものを噛んでいた気もするが、それはいまいち思い出せない、まあ思い出せない程度なので噛んでいたとしても大したことはないということだろう。

治った要因としては、まあ前も書いたことがある気がするが、俺は小学校低学年ぐらいまではまともにコミュニケーションも取れないほどアホだった。だから当時の担任の先生などは世話を焼いてくれていたと記憶している。なんというか付きっきりとまではいかないが、付きっきりに近いほど、まあかなり贔屓して俺のことを見ていたようだった。しかしなぜか、ちょうど、そのずっと世話を焼いてくれていた先生から離れた4年生になるころから俺は急速に変わった。というか成長した。その先生に久しぶりに会ったとき「すごい!マトモになったね!」みたいなニュアンスのことを言われたと記憶している(実際にはもっと優しい言い方だったはずだが)。で、6年生になるころには普通にクラスのみんな(は言いすぎだが大半ぐらい)から好かれるぐらいに成長していた。しかし完全に噛まなくなったのかというと噛んでいたような気がするな。まあここらへんは記憶が曖昧だが。

というのも中学になるころ、もう噛めないなと、恥ずかしいなと、そういう意識があって、それでほぼ完全に噛まなくなったような気がするんだよな。あと、鉛筆じゃなくてシャーペンを使うようになったのも大きいかもしれない。まあ、ここらへんは記憶が曖昧なので話半分に読んでもらえればと思う。と言いつつこれで話は終わりなんだけどな。