気持ちを落ち着かすため、父への愚痴を書く

昔からだけど、父はオカシな主張や行動をよくする。

何ヵ月も風呂やシャワーを浴びず悪臭を放ちながら「清潔は病気だ!」とひたすら説いてくる、とか。

俺や母の大切なものを勝手に捨てては、謎の木材や金属、大型プラケースなどでスペースを占領する、とか。

そこに生ゴミを溜め込んで悪臭をさせる、とか。

殺虫剤を大量に購入して、毎日大量に散布して、ペットの金魚が死ぬ、食品にかかる等の被害があるも、何故か窓は開け放つので、蚊が次々と入ってきて、いつも部屋に蚊がいる、とか。

いまだに挙げるとキリがない。

また、逆にこちらの主張や行動についてはとにかく否定、干渉してくる。

おそらく彼はアスペルガーなのだろう。

 

しかし母や俺もずっとそれを咎めることができなかった。どんなにオカシくても。

彼は暴力、暴言、威圧、虚言、論点ずらし、沈黙、によってオカシなことをムリクリ押し通してきたのだ。会話の余地はなかった。

彼は巧妙だった。俺が体力的に彼を上回る高校生になるころには暴力はなくなり暴言と威圧のみでのコントロールに移行し、俺が30代後半になってようやく彼に対してキレれるようになると今度は暴言や威圧も通用しないことを悟ったのかひたすら論点ズラし、虚言、沈黙で対応するようになった。

結局どこまでいっても彼とは会話ができないのだ。

 

ちなみに、俺がキレれるようになったといっても、長年の恐怖で条件付けされているため、やはり未だに彼がいるだけで緊張する。

その気になれば応戦できるがしたくないので、結局は一人で勝手にずっと緊張している。そしてその緊張感はしばしば強烈なイライラへと変わる。

これが現行の俺の“ありがち”な精神状態だ。“ありがち”というのは、そうでない状態もたまにあるということだが、まあで大抵は緊張している。

 

彼は弱くなった。もう80前だ。

なのに、俺は彼のことを天敵と見なしてしまっている。

シマウマはライオンが側にいると極度の緊張を感じる、あるいはその場から逃げ出せないと判断すると臨戦態勢に入る。そのような動物的な精神状態が家の中で常に起きている。

その負の感情を、俺とて人類、わずかながらの前頭葉の力によって、抑え、葛藤を続けている。

 

例えば、彼はアスペルガーで障害だから仕方がないとか考えれば楽になるかもとか思ったりする。しかし感情とはそんなに簡単なものではないな。長年の積み重ねがあるしな。

例えば、彼から受けた恩恵も当然あるだろう、彼が居なければそもそも俺はこの世に居ない(俺は“生まれてきたくなかった”なんて言っちゃうようなメンヘラでもない)とか思ったりする。しかし感情とはそんなに簡単なものではないな。長年の積み重ねがあるしな。

 

というか、長年の積み重ねというよりも現状のクソな俺自身の状況がこのイライラを膨張させているという部分も大いにあるのだろうな。

 

ああ、こうやって文章にすると少し落ち着いてきた…

自分が情けねえ。本当に情けない。本当の本当に情けない。

 

もう大人だ。おっさんだ。他者にイライラしても意味が無い。あらゆる問題を自分のせいにした方が問題解決に繋がる。その方が生産的だ。わかってはいる。

 

しかし難しい。きつい。